科学部恋愛





「凛先輩久しぶりっす!」




気づいた亜樹はニコッと

微笑みながら凛ちゃんに挨拶する。




「あ…久しぶりぃ」




後輩と喋る時もいつも

顔を赤くさせて照れている。

人とあまり絡まないらしい…




まぁ、男の子からの評判は

かなり高いらしいけどね。




「つーか、何すんの莉世」




背後からたずねるのは

生意気な顔した郁斗だ。




「うーん…」




と言っても毎回活動を

決めているわけじゃない。

暇で時間を無駄に過したり、

適当な液体使って実験したり。

パソコンで適当に調べたり。




とにかく適当、適当、適当。




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