科学部恋愛
「じゃ、今日はべっこう飴作ろーぜ」
飴…砂糖を熱しただけの
あまり味は好評ではないんだよね。
作るのは盛り上がるけど…
いや、結構地味な作業?
考えていると郁斗は
棚の引き出しから色々取り出して
一人席について始め出した。
亜樹も一緒になって
楽しんでいるし…もぉ。
凛ちゃんはオドオドしてる。
「郁斗の提案にはあんまり賛成出来ないけど…もぉいいやー」
あたしはヤケになって、
郁斗から砂糖を奪って
地味に飴を作りだした。
どれくらい時間が経っただろう。
飴は見事ネットリ状態になって
食べるにも食べれない。
と思った時に扉が開いた。