赤の世界
(景の家出たらシオリに連絡しよ)
そう決めた瞬間だった。
『メール受信 シオリ』
なんとなく
面倒な匂いがした。
メールを開けると
やっぱり面倒な内容だった。
『今日アユミと登校してたの?』
条件反射のように
身体が怠くなっていく。
シオリは清楚な容姿で
まっすぐ伸びた髪が綺麗なコだ。
賢くて成績も良い。
けれど物分りは悪い。
(まぁ、悪いのが普通か)
ひとつ、ため息をついた。
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