あの世への招待・・・
赤夜叉(アカヤシャ)
赤い血が似合い
何も感じないまるで夜叉
そこから名が決まった
名はこの世界の一番上の人……
簡単に言えば死神いや大魔王の方が似合うかも知れない
先程黙っていた少女が
「御免なさいすみませんでした。二人ともデリカシーと言うものを知らなくて本当にすみませんでした。」
深々と先程の少女が謝っていた
《この通りだし許したあげましょうよ》
先程まで失礼だと言っていたクランディアが急に許すと言ってきた
『いいわ…貴女だけ許したあげるけど、貴女は何もしてないわよ…』
チャリンと腰の鈴を鳴らしながら少女を指差すも二人の少年を睨み
「ねぇ、アンディさん貴女は辛くない?上の人の言う事聴いて自分の意見も行動も出来ないで辛くない?」
先程まで俯いていた少年が口を開いたその言葉はアンディの勘に触れたのか
『煩い…此方の気も知れないで…殺されたいの…殺されたくないなら黙りなさい』
喋り方は冷静だが怒りを露にしていてそれに気付いた二人は目を見開いてその少年に首を横に振り
【アンディ時間だよ大魔王様の所に行かないと】
アンディの肩を叩いて進み出しアンディは、少年らを睨み一言言って静かに二人の後に着いて行ったのだ