Blood†Tear
頑丈な城壁が国を隠すように建ち並び、その周りにを水堀が囲む。
唯一の国の入り口には立派な橋が繋がり、その橋の前に立つジークは背にする国を片手で差しながら言う。
場を和まそうとしたのか微笑むジークだが、彼を無視し3人は橋を渡り始めた。
「でも逆に目立つんじゃないか?」
「まぁどおにか誤魔化せるだろ」
橋を渡ながらフードを被るレオンに何事もなかったように問うコウガ。
彼の問いに普段通り答えるレオン。
何時もと変わらぬ様子の彼等。
2人を心配する必要はなかったようだ。
「アハ、アハハハハ……」
3人に置いて行かれたジークは彼等の後ろ姿を見つめ笑うが、それは引きつった笑みでどこかぎこちないものであった。