大嫌いだって愛しい
一人の生活は、思ったよりも寂しくて孤独だった。
「なぁお前、いっつもここにいんな。帰る場所ないんか?」
一人が嫌で 毎日駅前で座っていた私に
一人の男が声をかけた。
「いっつも声かけられてもついて行かないから、ナンパ待ちしてる訳じゃないみてーだし。何か訳ありなのか?」
男は私の横に座ると
煙草に火を付けた。
ただ無言な私に
男は溜め息をはくと
「俺の仲間になるか?」
これが充さんとの出会いだった。
そして
たいせつな仲間達との出会いでもあった。