貴方しか愛せない





自分でも、顔色が段々悪くなっていくのがわかる…




会えない…


会ったらまた…


泣いてしまいそうだ…




教室はだいぶ、うるさいのに、先生の段々近づいてくる足音はしっかりと私の耳に聞こえてくる




付き合ってた時は、この音がとても愛しかった




早く会いたい


顔が見たい


声が聞きたい




そんな事ばかり考えていて嬉しかった




――…でも今は…??




会いたくない…


また、迷惑かけちゃう…


別れたくない…




こんな気持ちしか出てこない…




多少涙が溢れそうになったから、下を向いた




“会いたくない…”




< 12 / 27 >

この作品をシェア

pagetop