real voice.[短]







「俺、その気持ち分かるよ。」




「えっ?」



加藤弘人は
ゆっくりと口を開いた。


「俺は小沢さんとは、違うけど、自分で自分を追い込んでた。1番を取れば、喜んでもらえる、褒めてもらえるって...」


加藤弘人は
1つ1つ
唇を噛みしめながら
言った。


「俺、そういう自分が嫌になって…。自殺しようとしたんだ。」





あまりの真実に
驚きを隠せなかった。



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