魅惑のヴァンパイア
シャオン様は、握りしめた手をわなわなと震わせ、ぎゅっと唇を噛んでおられます。
「それに、ヴラドは自分が人間とヴァンパイアのハーフだということは公表してないんだ。
もしもそれが王位継承の後知られたら、大きな戦争になることは間違いない。
そして、王妃がこのまま黙ってヴラドに王位を渡すような気はしないんだ。
上手くいっているように見えて、どんどん大変な道に進んでいるんじゃないかと僕は危惧している」
「ヴラドは……、ヴラドは何のために王になろうとしてるの!?」
シャオン様は悲痛な叫びを訴えました。
「君のために決まっているだろう!?」
「私のため? 私は一度も助けてくれなんて言ってない! 命が惜しいなんて思ってもいない! 私はただ……一緒にいて欲しいだけなのに!」
「それに、ヴラドは自分が人間とヴァンパイアのハーフだということは公表してないんだ。
もしもそれが王位継承の後知られたら、大きな戦争になることは間違いない。
そして、王妃がこのまま黙ってヴラドに王位を渡すような気はしないんだ。
上手くいっているように見えて、どんどん大変な道に進んでいるんじゃないかと僕は危惧している」
「ヴラドは……、ヴラドは何のために王になろうとしてるの!?」
シャオン様は悲痛な叫びを訴えました。
「君のために決まっているだろう!?」
「私のため? 私は一度も助けてくれなんて言ってない! 命が惜しいなんて思ってもいない! 私はただ……一緒にいて欲しいだけなのに!」