汚いエッセイ
しばらくしたころ、学校行事で合宿があった。

彼は違うクラスのため、合宿のときは、あまり会うことはなかった。

しかし、風呂の時間は決められており、偶然にも同じ時間だった。


大浴場の男子の中で、俺だけ異常な精神状態だったと思う。

彼の隣のシャワーを使い、彼にシャンプーを貸して、少し会話した。

男の裸を見て、あれほど興奮したことはなかった。
そもそも男の裸で興奮したこと自体初めてだったが。


引き締まった筋肉質の身体。あまり日に焼けていない肌。

たくさんの女を知っているような下半身。

素直に美しいと思った。

抱かれたかった。
< 7 / 112 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop