★妖怪のいない妖物語【妖不在怪異譚・企画本陣】
〈人里の怪異〉

●百々目鬼
両手に百個の鳥の目玉がある女の妖怪。すり師がお金の祟りによって妖怪化したという。

●おんぶおばけ
道や坂を夜に歩いていると負ぶさってくる。家まで背負って帰ると小判になるという話もある。

●タンコロリン
村や町をさまよいながら柿の実をポトポト落としていく入道のような大男。実を取らずにおかれた古い柿の木の精が種をまいているのだという。

●橋姫と鬼
橋姫は橋に棲む嫉妬深い女神で、男女の仲を破綻させるものが多い。嫉妬に狂った女が鬼になったものという話もある。

○鬼と鵺…平本 璃歌様
鵺は頭が猿で胴体が狸、手足が虎で尾が蛇、声が虎鶫(とらつぐみ)という日本のキメラ的な妖怪。都に現れた鵺の源頼政による退治話が有名。鬼の一種とも言われる。

●家鳴り
日本に伝わるポルターガイスト。地震でもないのに家だけがガタガタ揺れる。度胸試しに化物屋敷に泊まった侍が遭遇し、やってきた僧侶と退治したら熊の祟りだったという話がある。

●煙羅煙羅
煙の精霊。煙の中に人のような顔が浮かんだりする。

○百鬼夜行…はれはる様
夜中に様々な妖怪が大勢で列をなして歩く怪異。行き遭うと本人や周囲の者が死ぬと言われる。護符や読経、呪文で難を逃れる話もある。


〈死人関係〉

●魍魎
土葬された人間の死体を食べる。子供の姿で、赤黒い体に長い耳、赤い目、艶やかな髪の妖怪。中国から伝わったとされる。

●ぬっへっほふ
廃寺や墓地に現れるぶよぶよした肉塊の妖怪。死体の腐肉が寄り集まって化けたともいわれる。

○がしゃどくろ…艶道 広志様
人を襲う巨大な骸骨。野垂れ死んだ者の恨みが集まったものという。


●黄泉比良坂(よもつひらさか)
日本神話のイザナギとイザナミの話で登場する、死者の世界と生者の世界を繋ぐ黄泉路。


一次募集よりも更に多いですが、ある程度自由に選んでもらえるように選択肢に余裕を持たせてみました。

説明は非常に簡単なものなので、気になった妖怪があればネットなどで調べて見て下さい♪
(参考文献:多田克己著『幻想世界の住人たちIV 日本編』)
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