運命の人。
出会い
「朝香!!」
「…んん…?」
「朝香ってば!!
早く起きないと遅刻するよ!!」
「…えッ
遅刻!?」
「って、もうこんな時間じゃん!!
杏里、なんで起こしてくれなかったの?」
私はベッドから跳ね起きて
双子の姉、杏里に
文句を言って
はじめて袖を通す制服に着替えた。
「なんでって、
あんた何回も起こしたけど起きなかったじゃん!!」
杏里も反論するかのように
そういって家を出てってしまった。
私はそんなこと気にせずに急いで
学校に行く準備をした。