姫様とウサ耳はえた金髪童顔


あ、分かった。と童顔で可愛い笑みを浮かべて。


「BLロード――びゃっ!」



言った瞬間に、意味不明な痛みを後頭部に受けた。


前のめりになるほどの衝撃、鈍器で殴られたのかとクロスは後ろを向くが。


「っ、あ、れ……?」


後ろには、誰もいなかった。変わらないバラの茂みでできた道。左右緑で人がいることはない。


ただ、足元には小さな石が転がっていた。


「びゃ、ですか。さすがにびゃはないですねぇ」


「い、いやいやいやっ、しりとりしている場合じゃありません!姫、今俺、何かに攻撃されました!」


後頭部をさすり、落ちていた石を拾ってみせる。見せられた石を受け取り、姫はクロス同様に来た道をまじまじと見つめた。


「誰もいませんねぇ。……ああ、なるほどなるほど」


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