姫様とウサ耳はえた金髪童顔


ロードがかぶったシルクハットを奪い取ったり、奪還させたり。


そうしている内に――遠吠えがして、ウサ耳とネコ耳の争いが中断した。


ああ、こんなことをしている場合じゃなかったと犬の怪物を見る。


「……、デカい怪物相手に、複数人が挑むさいはチームプレイというのが大切らしい」


「無理だ、ムッツリ変態ネコ耳野郎なんかと協力したくない」


「奇遇だな。俺も単細胞馬鹿ウサギとは協力したくない。――ただ、俺たちはどうしても勝たなきゃいけない理由がある」


「ああ、姫のためならば変態ネコとも組める」


「またもや奇遇だ。俺もビルディのためならば、馬鹿ウサギと妥協してやる」


剣を掲げる二人の剣士。眼差しは敵にだけ向けられている。


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