記憶の中の君[短]




ーーーートントン

「失礼します。」


俺達は担当医の後に着いて病室に入った。

「...香織!」

俺は目のやり場に困った。
香織は、体中が傷だらけだった。
細い華奢な体には痛々しかった。


あの事故が、
いかに凄まじいものだったか
香織を見て分かった。






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