婚約者の秘密♪
「ありがとう…達也」


達也の言葉が暖かさが私の不安を軽くしてくれた。



「それにさ!」


達也が体を離す。



「俺、嬉しいんだ。親父に優羽を紹介できるから」



「なんで?」



「親父は忙しいから当分無理かと思ってたし、優羽を“俺の大事な人”って言えるから!」


笑顔でストレートに言う達也の言葉に嬉しかったけど恥ずかしくなって顔が赤くなった。



「優羽、顔赤い。照れてんの」


達也が意地悪っぽく笑う。



「照れてない!」


私は顔を背けた。



達也はいつまでもイジワル…



すると“ポン”と達也が私の頭に手をのせた。



「ともかく、俺が優羽を守るから。俺の側にいろよな」



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