婚約者の秘密♪
「それは…混乱してて何も言えなかったから…」



「倉持の気持ちずっと気づかなかったのか?本気で」


「うん…達也は知ってたの?」



「見てればわかるよ」



それに前に本人から聞いたし。



と思ったが達也はそれは言わなかった。




達也はやっぱり私より1枚上だね。



「そっか。私…倉持くんの気持ち…」
「それ以上!俺以外の男の名を呼ぶなっ!」



私の声を達也の怒ってる声が遮った。



体が“ビクッ”となる。



そして…荒々しくもう一度キスをされた。



達也…怖いよ…


今のキスはただ苦しいだけ。




私の心の中に達也への恐怖感が生まれた。



離れていても見えるのは達也の怖い顔。



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