猫マンションとねずみの塔
ぼくが店主の方に目線を戻すと、もう計算が終わったみたいで、計算機はぼくの方に向けて置かれていた。店主は原稿用紙を紙包みに入れている最中で、ぼくは急いでポケットからコインを二枚出した。

ぼくは店主から包みを受け取ると、急いで店を出た。

店を出ると、傘を持っていないぼくを雨の神様が可哀相に思ってくれたのか、信じられない程晴れ渡っていた。空を見上げると、雲はどこかに吹き飛んで、太陽がとてもまぶしかった。

ぼくは神様の気が変わらないうちに、急いで家に帰った──
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