都会の魔女
「もしもし、ヒロコです。

今、家にいるんだけど
すぐに来て欲しいの・・・」

それは彼女からの電話だった。

彼女は元彼に嫌がらせをされて困っていると、慎太郎に助けを求めてきたのだ。

心配になった慎太郎はプラモデルそっちのけで、ヒロコの所に飛んで行った。

“トントン”

「僕だよ。
大丈夫かい?」

「来てくれたのね。
良かった・・・」

最初ヒロコは怯えていたが
慎太郎を見て安心したようで、次第に落ち着きを取り戻した。
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