都会の魔女
それから3ヶ月後。
二人共とも勤めていた会社を辞め、新しくお店を始めるための準備をすることにした。

退職後 慎太郎は
経営学の勉強をしたり、お店を構える場所探したりしながら
時々のんびりと、趣味のプラモデル作りに興じたりしていた。

ある日
慎太郎は、たまたまヒロコの家の近くにある
行きつけの模型屋にプラモデルの材料を買いに行った。

たくさん並ぶプラモデルの材料を見ていると、
まるで童心に帰ったような気持ちになる。

慎太郎はワクワクしながら、お気に入りのパーツや塗料を選んでいた。

その時慎太郎の携帯が鳴った。
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