都会の魔女
「ヒロコ、本当に大丈夫かな・・・

やっぱりここは、僕が何とかしてあげなくちゃ。」

慎太郎はそう考え、これ以上ヒロコに付きまとうのをやめてもらえるよう説得するため
元彼が外に出てくるのを待ち伏せした。

そして間もなく出てきた元彼に声をかけた。

「あの、君。
ヒロコの事で話があるんだけど・・・
そこの公園で話さないか。」

慎太郎が声をかけると、その男はかったるそうにしながらも慎太郎について来た。

そして慎太郎が話を切り出した。

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