都会の魔女
「彼女はもう、君の事を好きじゃないと言ってます。

もう彼女を苦しめないであげてくれますか。」

「は?
そんなの勝手すぎるんじゃねか。」

「それに今の君では、彼女を守り切ることはできないでしょ?

でも僕ならできる。

僕たちもうすぐ結婚するんです。

二人でお店を始めるための場所も見つけたし
どうかもう 彼女に付きまとうのはやめて下さい。

タダでとは言いません。
僕が手切れ金払いますから。」

そう言って慎太郎は100万円の入った封筒を鞄から出した。

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