都会の魔女
「まあね。
生活していくためにはしょうがないよ。

あ そうそう。

その時 公園の草むらでこれ拾ったんだけど
君の使い魔の黒い子にどうかなぁ。」

アビーはボケットから、小さな金貨の付いたチェーンブレスレットを取り出した。

「女性用のアクセサリーみたいだけど
カラスって光るものが好きだろ?

一応 君の相棒君のご機嫌も伺っておかないとね。

渡しておいてくれるかい?」

「いいわ、預かっておくわ。」

そう言ってイシュは、アビーからブレスレットを受け取ると
アビーと別れてコンビニに行き、入金確認をした。

それが済むとまっすぐ家に帰って来て
早速携帯でアズラエルを呼び出した。
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