都会の魔女
「店長、今まであんたの店を助けてきたのは俺なんだから、それくらいいいじゃないですか。

それに店長に腕があれば、俺がハガキを出そうが出すまいが 客は残るでしょ?」

「そんな問題じゃないだろ。

スタッフは引き抜くは、顧客データは盗むは
おまえのやってる事は、完全にルール違反だろ。

出る所に出て、訴えてやるからな!」
恵介は再び声を荒げた。

するとアレクサンダーは再び恵介に向って激しく吠えだした。

しかし直人は
今度はアレクサンダーをなだめるでもなく、ニヤリと笑うだけだった。
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