都会の魔女
アズラエルが口ばしで指した先には、アビーがあげたブレスレットが落ちていた。

アビーがそれを拾い上げると
飾りの金貨の部分が、弾の形に窪んでいた。

「これ、役に立ったのか・・・

あー それにしても惜しいことした。

お前が死んだと思って、イシュ、泣きそうだったんだぞ。

もう少しでイシュの涙が手に入りそうだったのに、惜しかったなー。」

「何だよアビー。
それって僕が死ねば良かったって事!!
ひどいや。」

「あははは、そんな事言ってないって。
ただちょっと残念だなぁと思って・・。」

アビーがふざけると、イシュが口を挟んだ。
< 337 / 345 >

この作品をシェア

pagetop