都会の魔女
その時
病室の窓の外の電線にとまっていた1羽のカラスが
「カーッ!」
と鳴いて飛び去った。

そのカラスはアズラエルだった。

アズラエルは依頼の完了を見届けると、イシュの部屋のベランダへと戻った。

ベランダではイシュが待っていた。

「アズ、御苦労さま。
無事終わったようね。」

「うん、うまくいったよ。

みさきって子の顔はもう二度と元には戻らないね。
そうとう派手にいっちゃってたから・・・

それにしてもイシュ、相変わらず容赦ないね~。」
< 45 / 345 >

この作品をシェア

pagetop