都会の魔女
「5万円か・・・

パパに言えば5万くらいなら何とかなるかな・・・」

それからりさ子は朝7時までマンガ喫茶で過ごした後、一旦家に帰った。

幸子はずっと起きていたらしく、りさ子が帰ってきたのに気付くと玄関先の廊下まで出てきた。

「りさ子、おかえり。

どこに行ってたの?
お腹空いてない?」

しかし りさ子はそれを無視して自分の部屋に入り制服に着替えると、
学校の準備をしてまたすぐに家を出て行った。

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