初恋タイムスリップ【完】
夕方、旅館について、部屋に荷物をおきにいった。


そういえば、この部屋のメンバーと、今までしゃべったことないかも…。


人見知りな私。

こういうの、苦手なんだよな。



いくつになっても、人見知りは治らない…






「うちらの部屋は夕食の前にお風呂だって〜みんないくよ〜」



部屋長の重岡(しげおか)さんが言った。

しっかり者って感じ。



私は急いでお風呂の準備をした。




みんなでお風呂って、恥ずかしいな。



部屋のみんなで旅館の大浴場へ。



とりあえずタオルで体を隠して、洗い場へいった。


体を洗い、湯舟に浸かった。


気持ちぃ〜〜〜


「桜木さんて、もっと華奢なのかと思ったら、胸、デカいんだね」




えっ。




部屋長の重岡さんに話しかけられた。


む…胸って。。



「そ、そんなこと…ないよ」




私は膝を抱えた。



「やっぱ、もまれると、でかくなるんじゃない?」



え、英理!だからやってないっての!




気づくと、湯舟に興味津々の部屋の仲間が、そろって私の事を見ていた。


「あのぉ…」



「じゃ、夜くわしく聞くって事で、出るよ!」

重岡さんがザバっと湯舟から立ち上がった。








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