ドーンッッッ!!
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思考を持った生き物は、進化の途中で『信仰心』が芽生える。
「この方が居れば。この方が居るから。
私たちは未来を見据える事が出来る」
呼び方は違えど、それは正しく“神”を決める言葉だと言えた。
地球上には、人種や国によってその神や信仰の内容も異なり
神を信じない物も居る。
それは信仰の自由があるから。
自分の信じる事が出来るモノならば、人外の物でも神になりえるのだ。
それが地球での“常識”。
だが、アローマデンクでは違った。
そこでの神は、女神デブラだけだった。
星の民全てがデブラを信仰し、敬い、その存在を信じた。
絶対の神。
民達は毎日、自分が生きている事がデブラのおかげだと感謝し祈っている。
信仰心が揺らがないのは、それが事実だからである。
本当に彼女達は、デブラによって生かされているのだ。