ケータイ小説ストーカー

遅い…本当に何かあったのだろうか。

体調崩して寝込んでいるとか。いや、もしかしたら嫌がらせをが酷くなって、引きこもっているのでは?


返事が無いだけで、萌絵の妄想は悪い方向にどんどん大きくなっていった。

そして、心配で仕方が無くなり、感想掲示板に書き込んだ。



何かあったんですか?
体調など崩されてなければ良いんですけど…

私に出来る事があれば、いつでも言って下さいね。



下校途中、いつもの様にホームページのチェックをした花音は、萌絵の書き込みを見付けた。

いきなり余り返事が遅れるのもどうかと思い、その日初めての返事を書き込んだ。


2度チェック時に返事を無視した罪悪感はあったものの、これ以上騒がれては自分にマイナスにしかならないと判断していた花音は、その後も同様に対応した。


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