ケータイ小説ストーカー

その時、花音の携帯電話にメールの着信を知らせるライトが点灯した。

花音は反射的にメールを開いた。それは、またホームページにメールが届いた事を知らせる案内メールだった。


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今、BBSを見ました。
花音さん、大丈夫ですか？
名前は出していないけど、あからさまに花音さんを狙い打ちしているみたい。サイト側に通報しておきました。

あんなの気にしないで下さい。私はいつまでも、花音さんの味方ですから。


花音の心理を見透かしたかの様に、届くツクシからのメール。第三者から見れば、明らかにタイミングが良過ぎるそのメールは、ツクシが関係者ではないかと思わせる。

しかし精神的に追い詰められ救いを求める花音に、その様な判断が出来る筈が無かった。


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ありがとうツクシ。
これは私の直アドだから、今度からはココにメールして。


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