きらきら。

皆の自己紹介が終わると先生は教科書を配った。
次の登校はいつだ、等色んな事を知らせ、今日は解散に。

花乃の所にいこうとして立ち上がったら後ろから肩を捕まれた。

「ひゃっ…!?」

驚いて振り返ると亜綺羅くんがいた。

「…ごめんね?
あのさ、えっと…メールアドレス、交換しない?」

先生に見えない角度で携帯をちらつかせた亜綺羅くん。
メアド交換…!
きらきらだぁ…!

「喜んで!
赤外線で良い?」

「!
うん。」

亜綺羅くんは嬉しそうに微笑んだ。
携帯を取り出して私のアドレスを送り、アドレスを貰った。


「…有難う。
もし良かったら春休み、遊びに誘っても良い?」

爽やかに言った亜綺羅くん。
遊ぶ約束…きらきらだ!
きらきらの連続!
これが高校…!

「うん、待ってるね!」

手を振って亜綺羅くんとお別れし前の方の席の花乃の所まで行った。

 
 

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