妹A ~5人兄弟+1~
「残念ですね。素敵な方ばかりなのに」



笑って言う。



「都築先生、あなたはもう少し発言を慎重になさるべきです!」



榊の苛立ちも駿にはおばさんのヒステリーの一種としか感じない。



「以後、気を付けます」



会釈をして軽くお辞儀した。



榊は納得の行かない表情のまま足早に教室を出る。



駿は目を閉じて深いため息をついた。




「熱い紅茶が飲みてぇ…」



置き忘れていたチョークの箱を取るとゆっくり教室を後にした。

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