妹A ~5人兄弟+1~
「さぁ、行こうか?道はこっちでいい?なんか楽しいなぁ」



遥斗は自然にウキウキする心を隠せない。



「えっ?あぁ…、うん。ありがとう」



「ねぇ、さっきスバル、夏川の事をつかさって呼び捨てにしてなかった?」



「そう?気付かなかったけど。でも、クラスメートだから構わないんじゃない?」



つかさは距離を開けて、前を向きながら歩く。



「じゃあさ、俺も名前で呼んでいいかなぁ?」



少し距離を縮めながら、甘えた感じで聞いて来る。



「もちろん」



つかさはにこやかに微笑んだ。



「じゃあ、つかさちゃんで。つかさちゃん、バイク乗る?」



また微妙に距離を縮めて来る。



「乗らない」



さりげなく少し離れる。



「なんだ。俺、スタンドでバイトしてるからさぁ。つかさちゃんが来たらサービスしてあげようと思ったのに」



大袈裟に残念がる。



「そうなの?じゃあ、今度家族で行くから、ガソリンタダにしてくれる?」



「オッケー!オッケー!いつでも来てよ」



遥斗のハイテンションは続く。



つかさはさりげなく後ろを振り返ると、遠くなるスバルの背中を見送った。

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