ひなたぼっこ
そんな心のモヤモヤを抱えたまま、
夏祭りの日がやって来た。
俺らは昼間に一回集合して
色んな所をふらふらしたあと、
祭りの会場である、
学校の近くの通りに着いた。
「夏祭りってなんか青春って感じがする!」
桑原はいつも楽しそうだ。
「夏祭りで運命の出会いとか…なっ!!」
高橋も楽しそうに言う。
「そういえば俊、お前彼女とかいねえの?」
「俊ちゃんは、あんまり女子に興味ないよね?」
俺が答える前に桑原が言う。
そんな事ないんだけど――。
「なんか桑原ってあれだよな、あっち系な雰囲気出てんぞ。」
高橋が桑原をからかう。
確かに桑原も女子に興味が無い気がする―――。
「健ちゃん俺の事そんな風に思ってたの?」
桑原が意外そうに言う。
そして
「俺だって好きな女子くらい―――」
言いかけた時。
「あれ?あれ水城たちじゃん。」
と高橋。
カケ?
カケも夏祭り来てたんだ。