永久に共に~love you~


それから何日かして、
あたしは千春に打ち明けた。
千春は静かに涙を流して
"おめでとう"
って言った。

あたしの馬鹿さにあたしが
呆れた瞬間だった。


でも、別れは突然やってきた。


久々に彼からメールがきて
"真剣な話していい?"
って、
その時分かったんだ。
そんな話って1つしかないじゃん?

"俺たち別れよう"

あたしは意識が朦朧としていた。
それでも必死で止めたんだ。

でも、最後には従うしかなくて…


次の日学校に行ったら、
千春から呼び出された。


"昨日告られた…"


聞きたくなかった言葉が
耳にこびりついて離れない。

告…られた…?

あたしの思考回路は完全に
遮断されて、何も考えられな
かった。
ただ、頬に伝う涙だけが彼女
の言葉の意味を悟っていた。



あたしが人を愛せなくなった
のはそれが始まりだった。


気を紛らすためか、あたしは
その4日後に彼氏を作った。

好きじゃなかった。
ただ、彼は付き合ってるのに
あたしは付き合ってないって
いう状況に耐えられなかった。


4番目の彼氏は2週間も
もつたずに終わりを告げた。


< 5 / 6 >

この作品をシェア

pagetop