大切なもの
少しフリーズして、
花梨が口を開いた。
「私、嫌なんて、
言ってないよぉ……
む、むしろ、
嬉しかったぐらい///」
花梨???
嬉しかった…???
あぁ、なんか、よかった。しか出てこない。
なんか、俺って単純だよな。
「嫌じゃ、なかった??」
頭、ぐちゃぐちゃだ。。
無性に、抱きしめたい。
いいのかな?
あー……また、止まらなくなっちゃうかも。。
「大丈夫だよぉ??
私は、怜央くんのこと、
大好きだもん。」
俺は無意識に手を伸ばした。
そして、花梨のちっちゃい体をそっと抱きしめた。
大丈夫かな。
でも、
大好きなんて言われたら、
俺……