大切なもの
あ…もう、

心臓の動きが速い。


絶対花梨に聞こえてるよ。



「えへへ…怜央くん、優しい。」


????

優しい??


俺はよくわからないまま、

花梨の背中に手を回していた。


そのまま、花梨の髪に手を通す。


香水の匂いはしないから、

きっと、シャンプーの香りかな。


ふわってして、落ち着く。。。


否、変態じゃないぞ!?!?!?!?

誰だって、思うだろ。


「怜央くん??」


「ん???」


ほのぼの、だな。


平凡が幸せって、言うけど、

俺の場合は、

毎日が普通じゃないんだよ。


花梨と一緒に過ごせる時間は、

一番好きだ。







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