恐い‥けど好き..

知ってる




黒髪の人と不良みたいな人達は

だんだんこっちに近づいてくる。

真香がアタシの

制服を少し引っ張った、

怯えているのが

手にとるように分かる。

真香の手を掴み、

立ち上がろうとしたら

真香がアタシの手を掴み

絞り出すような小さな声で

アタシに話しかけてきた

「馬緒‥‥東城一夜がいる」

アタシは誰が東城 一夜か

分からなくて、首を傾げる。

真香は涙目で小さく呟いた

「黒‥‥‥髪の」


その瞬間、不良の奴等が

絡んできた。

「なにやってんの?‥ここオレ等のたまり場なんだけどー?」

真香は下を向いたまま

小さく震えて怯えてる。

アタシは冷静に答えた

「ご飯を食べてただけ、もう教室いきますから。お邪魔してごめんなさい」

そう言って真香の手を引っ張り

歩きだした時、

話しかけてきた不良もどきに

腕を掴まれて

少し低い声で話かけられた


「あ゙?なめてんのかお前」







アタシは怖くないけど


真香は泣き出しそうだった







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