想いが伝わる日 **happy valentine**


誰だよ、こんなときに?

「はーい?」


ドアを開けるとそこにいたのは‥


『よっ、久しぶり』

颯太だった。



『今からどっか出掛けんの?じゃあ俺帰るけど』


「いや、大した用事じゃないからいい」

これで颯太ん家に行く手間は省けたけど、何の用事?



「なんか用事?」

『ああ。受験終わったからさ、久しぶりにキャッチボールしねえか?』


「あ‥うん」



嬉しい‥はずなのに素直に喜べない自分。やっぱダメだな、っ


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