ずっと君の側で
「桃ちゃんが分からないって言ったんじゃん?だから教えてあげるよー」
そっと手を触られて、叫びそうになる口を抑えた。
気持ち悪いぃ……
「ここはコンパじゃねーんだけど?俺の後輩に手出すんじゃねーよ」
冷たく素っ気無い台詞を吐いた悠里くんは、先輩達をギロッと睨んだ。
それに圧倒されたのか、しょぼんと引っ込んだ先輩達は立ち上がって移動する。
良かったぁ…
ホッとすると、美穂は安心な表情と不思議な表情を混じり合わせた顔をした。
「桃、天草先輩と知り合いなの?」
「あ…」
無表情の悠里くんと美穂はあたしをじっと見つめる。
知り合い…なのかな?でもとりあえず秘密にした方がいいよね。
首を横に振ったあたしはその場を濁した。