君に捧げる愛
俺は、そっと百合の唇にキスをした。
はじめてするキスだけど、
すごく柔らかくて愛が溢れていた。
軽くキスしただけなのに唇が熱い。
胸の鼓動もはやくてついていけないくらいだ。




「翼・・・?あたし・・・翼が1番になるように。
一緒にいようね。そばにいようね」
「そうだな。俺、ずっと百合のそばにいるからな」
そう言って約束を交わした。




百合の家は、彼氏の家だったから
俺ん家でとまることになった。
俺の両親に事情を話したら、喜んでくれた。

「よかったな。百合・・・」
「うん。これも翼のおかげだよ・・・」
そう言って百合はいつの間にか眠ってしまった。
俺らは同じ部屋にいるけど、
同じベッドではなくて・・・。
百合は俺のベッドで寝た。
まだ一緒に寝られるような感じじゃないしな。
でも、百合の寝顔が見れるだけで幸せだ。



おやすみ・・・百合・・・。
< 20 / 159 >

この作品をシェア

pagetop