優しいKISS
4組の教室には、もうほとんどみんなきていた。
先生がきて、健康観察を始めた。
「伊藤佳奈」
『…はい。』
次々と、クラスの人の名前が呼ばれて行く。
「結城静也は、遅刻です。 それでは、1校時目の準備をしてください。」
先生は、出て行った。
『結城静也…?』
あたしは、初めて聞いた名前だったから、どんな人なのかすごく気になっていた。
3時間目の終わりごろ、結城静也は来た。
『この人なんだぁー』
席は、遠かったのでその人のことは、あまり気にしてはいなかった。