パパは同級生
「今、啓太からだいたいの話は聞きました。親としては、ちょっと賛成できる話では……」

彩はやっばり親だったら反対するよねぇ!当然だよねそう思っていた。

「わかっています。私も一子供の親ですから。」

「啓太とは今後会わないで下さい。」

啓太の父は落ち着いて話をした。

「親父!何言い出すんだよ俺は絶対いやだからね!」

「おまえは、黙っていなさい。親として絶対認めるわけにはいかない…親としては」

「親としては?じゃ親子の縁を切ればいいのかよ」

啓太が興奮して言った。

「ところで貴方の職業をまだ聞いていませんでしなぁ?」

「刑事です!水上署の!」

「ほぉ〜刑事さんですか?それならなおさら高校生との仲を表沙汰には、できないでしょう?」

「それは〜……」

彩は言葉に詰まった。
やっぱり無理なんだ!こんな常識破りのこと…舞い上がっていた。自分がバカだったんだと思うと涙が出てきた。

「ただし……」

と再び啓太の父は話始めた。
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