☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
ティアラは複雑に
心が乱れた…その感覚は友達とも恋人とも言えない不思議な感覚だった



「…お帰り…どこ行ってたの?」


「いや……ちょっと買い物に…」


「どうして…どうして嘘つくの…」


「…嘘なんかじゃないよ」

「ジータ、あなたと、どれだけ一緒に居ると思ってるのよ……」


「…」


「いいよ、私、負けないから…私……」


そう言うと、エレナは号泣した


「エレナ…ごめん…ごめん嘘ついて…でも、今は自分を整理したいんだ……ごめん」


エレナは作りかけの料理をそのままに部屋へ


「エレナ!エレナ!」


その夜、ジータもエレナも眠れない一人を過ごした


ここにも一人…


「村か……せめて真弓が、18にならないと……」


三人の夜は
長く長く、時の経つのが
遅く感じた1日になった


トゥルルル〜!


「えっ!こんな時間に?」

ティアラは嫌な予感に包まれた
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