☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
「先生になりたいんだね。難しいよ、勉強いっぱいしなくちゃいけないからね」

「どうやって、勉強したの?私も勉強して、お医者さんになって、村のみんなを私が助けてあげたいの」


横で聞いていた助手の勉


「ティアラちゃん、本当になりたいの?じゃあ、この本をあげるよ、軽い病気の治し方くらいは、わかるよ」


「わぁ〜ありがとう〜先生の名前は?」


「ツトムって言うんだ。」

「ツトム先生かぁ〜〜先生!今日から教えて〜勉強するからさぁ」


「お医者さんになるには、勉強して試験に合格しないとなれないんだよ…」


「そうなんだ……」


「諦めることはないさ、きっとなれるよ。まだ一週間いるから、その間、お手伝いしてくれるかな」


「うんうん。するよ」


「ティアラがお手伝いしたら、先生の邪魔になるし、みんな怖がるよ…!」


「邪魔なんかしないよ!ジータだけが怖いんでしょ」

「フン!勝手にしろ……」


「何、怒ってるのよ……急に…」


「よし、ティアラ明日から、しっかり手伝ってくれよ」


「はぁーい☆勉先生☆」


「なんだい!あんな奴なんかに、ニコニコしやがって……ティアラ…」


不貞腐れながら、ジータの心が動き始めた……
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