☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
硝子の星屑〜
旅立つ前の夜は
ティアラの大好きな
星空満天の空だった


「おはよう、勉先生〜」


「おはよう、メルンさん、ティアラ。いよいよだね」

「飛行機ってどんなんだろう?怖くないかな〜日本って、星空見えるのかな〜?」


「あれっ、ジータがいないなぁ?」


「もうすぐしたら来るんじゃないかな?でも、どしたんだろジータ?」


「先ずは、パスポートといって、それがないと、違う国には行けないんです。その手続きもありますから、早速、出ましょう」


「勉先生!もう少し、もう少し待って、ジータにお別れ言わなくっちゃ!」


「わかったよ。後、少しだけ待ってみよう」


「ジータ…どしたのかな?」


「ティアラ…ジータは、きっと寂しいんだよ…お別れにティアラを見たら泣いちゃうからだよ。ジータは男だから涙を見せたくないんだよ」


「ジータ……」


「そろそろ行こうか…ティアラ」


「うん。わかった……」


車にエンジンが、かかる

その時!
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