後悔の後・・
次の休み、俺たちは二人で実家に行く、母さんたちは喜んでいた・・


祖父に久しぶりに会う・・

「多忙のなか悪かったな・・」

そういわれ・・申し訳なさを感じた・・多忙ではなく、遊んでいたのだ・・。

だが千佳が変わり会いにいき、俺の帰りが遅くなるときは、祖父の好物もって訪ねたりしたこともわかった。

また、お袋が具合悪いときは家事を手伝っていたこともわかった。

自宅だけでも大変なのに・・・


帰りに、聞いてみた・・

「なぁ・・どうして、実家の手伝いまでしてくれたんだ?」


「だって・・一応嫁なのよ・・それにお爺様には昔可愛がってもらったし、お母様のことも大好きだもの・・私が好きでしたことだもの・・あなたが気にすることないわ・・・安心して・・貴方のことは悪く言ってない・・」


「・・・・」


自宅に帰り夕食を食べる・・風呂に入り、その後に千佳が入る。


実家で母さんが言っていたことがよぎる。


「千佳さんとたまにどこか出かけないの?あの子は外出は好きじゃないとからと言っていたけど・・それに手とか荒れているわよ・・家事ばかりで・・たまに食事に行くだけで満足だと言っていたけど・・・ちゃんと休ませてるの?」



そういわれ、なんとなく千佳に対して罪悪感がつのる。


俺は千佳を一度もどこかに連れて行ったこともない・・外食さえ・・


俺のために毎日家事をして働き、そのせいで手が腫れている・・・。


母さんに言われ初めて気づいた。


< 11 / 289 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop