後悔の後・・
千佳も驚いていた・・・。


どうしてここに?

「・・・お久しぶり信也さん」


「・・・ああ」


千佳は動じていない・・当たり前か・・俺のことはもう忘れてあいつと・・

「どこか悪いのか?」


怪我はしてないようだが・・



「ちょっと・・・用事が・・信也さんは?」



「俺は健康診断、異常なし」


「そう、よかったぁ」


千佳は心底ほっとしているようだ・・嬉しいがそこまで俺の事を?期待してしまう。




「じゃあこれで・・」


あの電話以来だがなんだかキマヅイ。


「ええ・・」

俺たちは何事もなくここで別れようとしている。できればもっと・・



「千佳!」


気がついたら俺は彼女を呼び止めていた。


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