後悔の後・・
「どうしたの?信也さん」


「なぁ・・千佳・・正直に話して欲しい・・」



「えっ?」


「千佳・・・まだ辛いんだろ?君はまだ・・傷が癒えていない・・僕達の亡くしてしまった命・・・俺の所為でごめん・・・」


「信也さん・・そのことは・・」


「君が許してくれたことはわかってる・・だけど君は自分でも気づかないうちに小さな子や親子ずれを見ていてこころを痛めてる・・そうだろ?」



「・・・・・・」




「千佳・・僕は君さえいてくれればいい、千佳は僕だけじゃだめかい?」




「いいえ、でも・・忘れることができなくて・・自分の不注意で・・せっかくの命をと思うと・・ごめんなさい・・」


千佳は涙をながしていた・・



「千佳・・いいんだ・・忘れなくて・・できるわけない当然だ・・・だから二人でいつまでも忘れないで覚えておこう・・千佳・・僕と再婚して後悔してる?」


「してないわ・・だけど・・」



「だけど?」



「私はこの先信也さんを幸せにできるか・・・不安なの・・・・子供が授かる可能性はないかもしれないし、信也さんにはもっと相応しい人がいるんじゃないかって思ってしまうの・・・」





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